三月九日(水)ナイルと氷原の作品(三月号発表) | keiの歌日記

三月九日(水)ナイルと氷原の作品(三月号発表)

暖かすぎる日


国立図書館へ依頼していた二十年まえの角川短歌のコピー

市立図書館へ頂きにゆく。

赤面したくなるような塚本先生の評に,今更ながら恐れ入る。

古いことは忘れて今日はやらなきゃ。

「ナイル」と「氷原」の投稿原稿を仕上げないと間に合わぬ。

題詠マラソンも十首ほど残っているし。


午後四時半やっと「ナイル」と「氷原」の投稿用に十首ほど作製

今日の歌

ナイル三月号より(抜粋)

*老ゆらくの恋とう謂のなにがなし嬉しくなりぬ善き友の文

*思いひとつ馳せゆく先にみだらなる影を落として月燦とあり

*退り行くうつし身ひとつ束の間を湯に憩わせば透ける四肢かも

*臍(ほぞ)を噛む思いあまたに過ぎ越しの夢を放ちて寝ぬる今宵も

*”かな”薫る歌碑面(つら)を挙げ木枯しに向い燦たり 今宵八一忌


氷原三月号より(抜粋)

*西に虹にわかに匂うにくしみは肉桂色なす二の腕の肉 (悉曇歌 ナ行のニ)

*寝苦しき閨に寝転び寝もやらず寝覚めうた詠む寝不足のわれ(悉曇歌 ナ行のネ)

*野いばらに野薔薇野アザミ野鶏頭野の樹を昇る野藤野育ち (悉曇歌 ナ行のノ)

*はらはらと薔薇母の辺に花散らし華々しけれ春や爛漫 (悉曇歌 ハ行のハ)

*ふるき良き故郷(ふるさと)遠し降る雪の符呪めく姿(ふり)をふと思い出づ
                          (悉曇歌 ハ行のフ)

”悉曇の歌”についてはいずれまた詳しく説明します。

  
   くたびれました。今日は此処まで。