四月三日(日)天気晴朗 | keiの歌日記

四月三日(日)天気晴朗

海老蔵の襲名公演(平成十六年六月歌舞伎座公演)

歌舞伎チャンネルでのビデオ放映を鑑賞する。

勘九郎をはじめ、お歴々のご馳走出演に付き合って、二時間の長丁場の出ずっぱりは大変だったが、かなり固くなっての海老蔵であった。

玉三郎の揚巻が圧巻だった。歌右衛門、雀右衛門も顔色無し、生来のオーラの発する艶には圧倒された。

ナマの舞台が見たかった。

今日の歌

*春雷の背におどおどし遠近の定かならざる視野に迷う夜

*藍深き空は四月の風ながら残生一途の身は遠ざかる

*逝く季(とき)のかの日この日に再びは還れぬ条理悲しこの身は

*わが身より削がれ天空奔るかな雲と見紛う苦悶の翳り

*せいしゅんは還らざるもの黒シャツの少女露わに肌を誇るな

*汗の香に若さ溢らすおみなごを前に満ち足らざりし日を思う