三月七日 再び歌舞伎座で | keiの歌日記

三月七日 再び歌舞伎座で

今日の演目

猿若江戸の初櫓
勘太郎の踊りが素晴らしい。七之助に遅れをとっていた分を取り戻すべく猛稽古をしたのだろう。お陰で舞台がぐんと引き締まった。

②俊寛
幸四郎の俊寛、芝居は上手いがなにか心に響くものが無い。教科書的?かなあ。
魁春の千鳥が出色。情の濃い素人娘の感じがうまく出ている。段四郎の瀬尾は良かった、人(にん)にぴったり。持ち役の一つにしたら成功だろう。

襲名披露口上
お歴々の迷?名調子に場内大喜び、まづは襲名おめでとう。


一条大蔵譚
仁左衛門、玉三郎が夫婦役で気の合ったご馳走。
小山三、助五郎(傳右衛門)、という古いお弟子達の熱演、大御所雀右衛門の常盤御前という滅多に見られぬ役者連をバックに、勘三郎の熱演は眼を見張る大芝居、阿呆と普通人との微妙な変化を見事に見せてくれる。
乗りに乗ってる勘三郎。益々フアンとしての熱が入る。
今日はどうしても切符が取れず、三階席で大勢の大向こう連中に混じり、思わず大声で掛け声を出してしまう。これも楽しかった。