三月二十九日(火) いい天気  | keiの歌日記

三月二十九日(火) いい天気 

    思いつくままに

陽気はだんだん良くなって来るが、どうも気分的に重い。

pcに向かってもなかなか指が動かない。何か変な胸騒ぎがする。

イカンイカンと首を振って、さあどうしよう・・・

気分なおしに今日の歌へ行け!


どうか気楽にコメント残して行って下さい。

 

今日の歌

*七色のかくも空しき自己愛に似るシャボン玉風に割れたり

*縊死体の在り処にふさう庭持たぬゆえの呼吸を今日もして居り

*自我の無き孤立を盾と降る星の下へ残余のあゆみ進めつ

*胸鎖乳突筋かたく締まりなば虚言言いたき唇開き得ず

*薄荷酒の緑の香り口中に革命のごとあがる火の熱

*自画像を描く手を持たぬ淋しさが掴み居しまた今日の夕焼け

*夜々経るもなお消えがたきわが胸の水底に殺意めくめくるめき

*チェロ・ソナタそのあかがねの輝きに酔いしかの少年も逝きしと

*いちにちの終始を窓に見られつつ無量の夜という闇に居る

*やがて逝く春の陽 坂を転げつつ焼き尽くすわが私的状況

*ようやくの夜明けを深く吸いながら薄情というべき春に臥す