四月十三日(水) 旧い原稿発見 そのⅡ | keiの歌日記

四月十三日(水) 旧い原稿発見 そのⅡ

最近、丹羽さん、美里さん他の人のブログを覗いて見ると、文語,口語論、うたのしらべ等についての論争が見られます。各々主張があって当然でしょう。論に加わる前に、私の本意をまず記しておきます。 言ってみれば私なりのフィルターを掛けての物言いです。 短歌の根源は[もののあわれ」であると信じて止まない私ですので、私の謂いには当然偏見のフィルターが掛かっています。 「もののあわれ」とは、陰であり、鬱であり、寂である。陽、躁,騒は決して相容れないものである。(オリヂンは短調なもの・・・それが短歌である、と私は信じているひとりである)ただ、陰、鬱、寂の反措定として歌われること、これは別のことである。

 その一例として、1985年頃、某誌へ寄稿した原稿が三つほど出てきたので一つづつ転載してゆく。