今日の歌  陽 春   二月二十六日(日) | keiの歌日記

今日の歌  陽 春   二月二十六日(日)

         今日の歌

  

              陽 春 

 

 

       *季節の扉を開けやらば春 わが歌も細りゆくなり落日のもと

         (季節=とき〕(扉=と) 

        *花を愛ずこころは”ひと”であることの証と思ふきさらぎの涯

            〔愛ず=めず)          (証=あかし)

        *夕暮るるままに翳成しひとひらの黄葉を落して樹つ銀杏佳し

 

        *きさらぎの日曜日なる晴れの日に杖にすがりて歩む淋しさ

 

        *健やかの身にあらざるを恨めども春のひととき陽は暖かし