三月十六日(木) 題詠100首blog投稿歌 | keiの歌日記

三月十六日(木) 題詠100首blog投稿歌

    題詠100首blog投稿歌(076~080)

 

      076:あくび

        噛みころすべきもの多くふたたびの春の陽差しのなかおほあくび

 

      077:針

        銀鱗をひるがへしつつ曳かれ来る鯛のなみだのごと見ゆる針

 

      078:予想

        予想だにせぬ白梅の顕はれて今朝の散歩のあゆみ止めしむ

     

      079:芽

        問ふ術(すべ)の欲しやかつての想ひびとに芽吹き初めたるわが恋のさま

      080:響

        底鳴りのかすか響けり遠街に今日もあまたの逢ひ・別れあらめ