四月二日(日) ブログ終焉のお詫び | keiの歌日記

四月二日(日) ブログ終焉のお詫び

          お 詫 び

 


 ある衝激がわたしの心を消してしまった。正直、この十日間私はわれを失っていた。死にたかった。


 絶対に失ってはならぬ心の拠り処を、容易く奪われた。


なんの疑いもなく信じていた私に、四十年の軌跡をあとかたもなく消せというのは、まさに、死ねと言われた


にひとしい。


 透析などという神の摂理に反した行為に助けられて生命を継いでいることの愚かさ。


 眠れぬ数夜を過ごす中でたったひとつの救いは、「未だ死んでいない」と言う事実であった。死は口にする


ほど容易く乗り越えられる壁ではないことを今更・・臆病な私は胸に刺された刃のごとく感じている。


 空虚に”生きること”の空しさ。されど自決の勇気も持たぬ口惜しさ。


 「あなたらしく生きて下さい」


 と、ひとは言い給うが、奪われた魂のよすがが決して戻って来ないということの実感を、どう受け止めてよ


いのか未だに迷っている。当分、歌は出来そうに無い。従ってブログを続ける意味もない。

 

 願わくば一縷の希望・・・ほんの僅かの・・・甦ることの危うさを待ちながらこのページを閉じる。


   長い間のご愛読を感謝しつつ                     船坂圭之介


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